自社のホームページは、Word Pressで作るべきか、ペライチやJIMDO(ジンドゥー)を使うべきか?
自社のコーポレートサイトは、Word Pressで作るべきか、ペライチやジンドゥーを使うべきか?
理想的なのは、WEB制作会社にホームページの作成を依頼する事ですが、それなりの費用が発生しますので、非常に悩ましいところです。
小規模事業者持続化補助金等を活用する事で、最大で50万円(費用の2/3まで)を補えますが、それでもある程度の出費が必要となります。
創業まもない時期や資金的に厳しいタイミングであれば、できる限り自社でコーポレートサイトを作成する事をお勧めします。
自社でホームページ(WEBサイト)を構築するには、下記の2つのパターンがあります。
- サーバとドメインを自社で契約して、Word Press等を設定して構築する
- ドメインだけ自社で用意して、ホームページ作成サービス(ペライチ等)の有料プランを利用する
WEBやインターネットに抵抗感が無い方や勉強する時間がある方には、1.のWord Pressをお勧めします。
なるべく早く簡単にホームページを作りたい方には、2.のホームページ作成サービスの有料プランの利用をお勧めします。
Word Press | ホームページ作成サービスの有料プラン | |
メリット | ページ数などに制限がない。 複数のホームページやブログを設置が可能。 メールアドレスも自由に追加が可能。 | テンプレートを選ぶだけで簡単に作成が可能。 セキュリティの設定など不要。 |
デメリット | セキュリティの設定や更新が必要。 プラグインなどの設定が必要。 設定画面が使いづらい。 | ページ数などの制限がある。 メールアドレスも制限がある。 複数のホームページ、ブログの設置は不可能。 |
費用感 | Xserverだとサーバ費用:1000円/月 お名前ドットコムだと.comドメイン:760円/年~ | JIMDO:945円/月~ ペライチ:980円/月~ お名前ドットコムだと.comドメイン:760円/年~ |
Word Pressは自由度が高い反面、Word Pressのバージョンの管理やプラグインの更新など、セキュリティなど自己責任での設定が必要になります。
自社ホームページが外部から悪意ある攻撃を受けて、公開を停止させられる事もありますので、それらへの対処を含めて、WEBに関してのある程度の知識を持っておく必要があります。
そういう点から考えると、WEBについて不安がある方は、ペライチやJIMDO(ジンドゥー)などのホームページ作成サービスを利用すると、管理がとても楽になります。
また、作成についても、用意されている管理画面を操作する事で簡単に作れるようになっていたり、サポートを受ける事もでき、初心者でもかなり安心です。
ペライチとJIMDO(ジンドゥー)の有料プランの比較
という事で、簡単にコーポレートサイトが構築できるホームページ作成サービスで有名な2つのサービスを比較してみたいと思います。
自分の目的に合うサービスを利用すると良いと思います。
ペライチの有料プランの概要
ペライチは日本の会社が提供しているホームページ作成サービスです。
なので、管理画面などが使いやすく、豊富なデザインのテンプレートを使う事で、初心者の方でもスムーズにホームページが作成できるのが特長です。
元々、1枚もののランディングページの作成に特化して始まった事もあり、複雑な階層のホームページの作成には向いていないようです。
その代わりに、作りやすさや情報の多さはピカイチです。
有料プランには、独自ドメインやSSL、スマホへの対応などが用意されているので、企業のホームページとしても十分に使う事が可能です。
JIMDO(ジンドゥー)の有料プランの概要
JIMDO(ジンドゥー)はドイツ生まれのサービスで、KDDIウェブコミュニケーションズが提供しています。
ヘッダーにメニューがある複数のページで構成されたホームページを作るのに向いています。
海外風なオシャレなテンプレートが多数用意されていて、簡単に管理画面からホームページの作成ができます。
有料プランには、独自ドメインやSSL、スマホへの対応などが用意されているので、企業のホームページとしても十分に使う事が可能です。
ネットショップ機能の利用が可能なのがポイントです。
ペライチとJIMDO(ジンドゥー)の比較表
ペライチ ライトプラン | JIMDO クリエイター PRO | |
費用 | 980円(税別)/月 | 945円/月 |
帯域 | 不明 | 10GB |
容量 | 不明 | 5GB |
ページ数 | 3P | 10P |
独自ドメイン | 可 | 可 |
広告 | 有り | 無し |
フォーム | 可 | 可 |
メールアドレス | 不可 | 有料パッケージ |
SSL | 可 | 可 |
スマホ対応 | 有り | 有り |
まとめ
どちらの有料プランでも、SSLやスマホ、独自ドメインへの対応ができます。
ただ、中小企業のコーポレートサイトとして使うにあたっては、契約した独自ドメイン名のメールアドレスを使える点も重要です。
独自ドメインのメールアドレスを名刺に書きたいという方は、有料のオプションを契約する必要がありますが、JIMDO(ジンドゥー)の方がおすすめです。
逆に、メールアドレスはGmailでも大丈夫なので、手取り足取り教わりながら作りたい方は、ペライチがおすすめです。
色んなところでペライチのサポーターによるセミナーが開催されていますので、実際にノートPCを持ちこんで、教わりながらホームページを作成する事が可能です。
ただ、将来的に色々とインターネットを使いたい方は、できれば自分でレンタルサーバを契約して、Word Pressを使って、ホームページを作る事をお勧めします。
メールアドレスも自由に追加できますし、プラグインを使えば、SSLやスマホへの対応も簡単にできますので、ただそれなりの知識を持つ必要があるので、そこがハードルになります。
モリアド代表 中小企業診断士
前職にて企業の海外WEBマーケティングの支援に従事。独立後に中小企業診断士の資格を取得し、主に企業の経営サポートやWEBマーケティングの支援等を行っている。
2019年から、現代のビジネスフレームワークを使って戦国武将を分析する『戦国SWOT®』をスタート。
2022年より、歴史人WEBにて『武将に学ぶ「しくじり」と「教訓」』を連載。
2024年より、マーケトランクにて『歴史の偉人に学ぶマーケティング』を連載。
著書に『SWOT分析による戦国武将の成功と失敗』(ビジネス教育出版社)。