【士業向け】独立開業時にホームページを作る前にしておくと良い事は?
自分の屋号や社名のメールアドレスを持つ
独立開業時に一番重要だと思うのは、まず、自分の屋号や社名のドメイン名が入ったメールアドレスを持つ事かと。
ドメインとは、メールアドレスの@より後ろ「mori-ads.com」の部分の事です。
Gmailなどのフリーアドレスのものでも良いですが、名刺に記載している場合に、自分の屋号や社名のドメインのメールアドレスだと本気度が違って見えます。
以前の自分もGmailのアドレスを載せていましたが、今見てみると、やはりビジネス用というよりもプライベート用の名刺の感じがします。
個人的にも、ちゃんと仕事ができる体制にある事を、相手に伝える第一歩だと思います。
この後に、事務所の有る無しやその住所地、そして電話番号などがありますが、こちらは事務所探しから始まって契約完了までの手続きに時間が掛かりますので、ひとまずは1日で契約が完了するメールアドレスから始めましょう。
ドメインを契約する
まずは、自分の屋号や社名を決めてましょう。これ自体にかなり時間が掛かると思います。
決定すれば、お名前ドットコムやXdomain等で、ドメインを契約をしましょう。
(エックスサーバーですと、レンタルサーバを契約するとドメインがサービスで取得できるものもあります。)
自分が決めたドメインが先に誰かに取られている事が結構ありますので注意してくだい。
屋号や社名と大きく違うメールアドレスやURLだと、かなり怪しさを醸し出しますので、誰かに取れれる前に、早めに抑えておく事をお勧めします。
逆にドメイン名を取られていないかを確認しながら屋号や社名を絞るのもありです。
ちなみに、Xdomainの.comなら初年度780円/年(税抜)、二年目以降1,180円/年(税抜)から契約できます。
レンタルサーバを借りる
次にレンタルサーバを借りて、ドメインを設定します。ドメインの設定方法は、各サーバーと各ドメインのQ&AやFAQを参照すれば、そこまで難しくありませんのでご安心ください。
契約したドメインを借りたサーバーに結び付ける事で、そのレンタルサーバのSMTPやPOPが使えるようになり、メールの送受信が可能となります。
レンタルサーバは、今後の事も考えて、最低でも、Word Pressがすぐに簡単に使えて、SSL(暗号化)が利用できるものが良いと思います。
エックスサーバーですと、レンタルサーバは1,000円/月(税別)から、クラウドサーバなら500円/月(税別)で利用ができます。
ちなみに、ホームページやWord Pressの設置は後回しにしても、メールアドレスの送受信は可能です。
メールの送受信をGmailでする
新しく取得したメールアドレスを、お手持ちのスマホのGmailでいつでも確認できるようにするには、二つの方法があります。
- レンタルサーバのメールの設定画面からGmailアドレスへの転送設定をする。
- Gmailの設定画面から新しいメールアドレスの送受信の設定をする。
1.の場合は設定は簡単ですが、Gmailからメールの送信ができませんので、ご注意ください。
設定方法は各レンタルサーバのFAQ等をご参照ください。
2.ですと、設定が少し面倒ですが、Gmailからメールの受信だけでなく、送信も可能となりますので、とても便利です。
設定の方法については、こちらのサイトの記事をご参照ください。
まとめ
名刺を作るにしてもメールアドレスとURLは記載しておくべきだと思います。
そして、できれば屋号や社名のものである方が、受け取った側の例えば取引先候補の印象も違ってくると思います。
さらに、記載しているURLにアクセスしたら自社のホームページがあるとさらに信頼度も増します。(見栄えや情報なども重要にはなってきますが)
あとは、事務所の住所地や電話番号などもポイントになりがちなのですが、そちらはまた入念な準備をしてからでも大丈夫だと思いますので、何はともあれ自分の屋号や社名のメールアドレスの取得を優先することをお勧めします。
モリアド代表 中小企業診断士
前職にて企業の海外WEBマーケティングの支援に従事。独立後に中小企業診断士の資格を取得し、主に企業の経営サポートやWEBマーケティングの支援等を行っている。
2019年から、現代のビジネスフレームワークを使って戦国武将を分析する『戦国SWOT®』をスタート。
2022年より、歴史人WEBにて『武将に学ぶ「しくじり」と「教訓」』を連載。
2024年より、マーケトランクにて『歴史の偉人に学ぶマーケティング』を連載。
著書に『SWOT分析による戦国武将の成功と失敗』(ビジネス教育出版社)。